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【初めてのVBA】02. VBAプログラミングはじめの一歩

VBAプログラミングの始め方

ExcelVBAを始めていきたいと思いますが、

まず始めに、

VBAマクロを使えるExcelファイルを用意する

必要があります。

 

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はじめてのVBAプログラミング

今回の流れ

最も基本となる"こんにちは"を表示させるプログラムを例に、

VBAマクロを使えるExcelファイルを用意するところから、

解説をしていきます。

 

大きな流れはこのようになります。

  1. VBAマクロを有効にしたExcelファイルを用意
  2. プログラムを記載するVisual Basic Editorを起動
  3. "こんにちは"プログラムを記述&実行

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サンプルプログラム



* プログラムとしては3行のみです。(一番下にあります)

今回は環境設定がメインの内容になります。

【目次】

 

Excelファイルの設定 VBAマクロの有効化

Excelファイルにはいくつかの種類があります。

たとえば、

  • 一般的に使われているExcelブック(.xlsx)形式
  • VBAマクロが使用可能なExcelマクロ有効ブック(.xlsm)形式

今回は、当然、Excelマクロ有効ブック(.xlsm)形式を使う必要があります。

下記の手順に従ってご用意ください。

 

  1. 通常通り、Excelを起動
    Excelが見つからない場合は、
    デスクトップ画面左下のWindowsマークをクリックし、"Excel"と入力してみてください。
    Excelがインストールされていれば検索結果が出力されるはずです。

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    Excel起動


  2. 名前を付けて保存画面へ移動
    Excel画面左上の"ファイル"メニューを選択し、
    "名前を付けて保存"を探してください。

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    名前を付けて保存


  3. Excelマクロ有効ブック(.xlsm)形式を選択して保存
    今回は"こんにちは.xlsm"で保存しましたが、
    好きなファイル名で保存してください。

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    xlsm形式で保存


  4. ファイル名が変更されていることを確認
    Excel画面上部の表記にxlsmの拡張子が付与されていることを確認してください。

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    ファイル名確認(こんにちは.xlsm)


 

Visual Basic Editorの起動

xlsm形式のファイルが用意できたら、

プログラムを記述するため

Visual Basic Editorと呼ばれているテキストエディタを開きます。

 

少しExcelの設定が必要となりますので、

下記の手順に従ってご用意ください。

 

  1. リボンの設定
    Excelツールバー上で右クリックを押し、リボンのユーザ設定を選択します。

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    リボンの設定
  2. 開発タブの追加
    リボンのユーザ設定から"開発タブ"を選択して、
    OKボタンで設定を完了してください。

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    開発タブの追加


  3. Visual Basic Editor起動
    先ほどの設定により、"開発"タブが表示されていると思います。
    "開発"タブから"Visual Basic"を選択してください。

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    Visual Basic Editor起動



  4. Visual Basic Editor起動確認
    このような画面が表示されるはずです。
    今回は、"こんにちは.xlsm"というExcelVisual Basic Editorを起動したので、
    VBA Project(こんにちは.xlsm)という表記が確認できています。

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    Visual Basic Editor


"こんにちは"プログラム

いよいよ"こんにちは" プログラムを記述します。

  1. 新規作成
    画面左側に表示されているウインドウを右クリックして、
    "挿入"から"標準モジュール"を選択してください。
    白紙のページが用意されるはずです。
    (設定環境によっては、Option Explicitなどが記載されている場合がありますが、現時点では無視してください。今回は削除してしまっても問題ありません。)

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    モジュール追加


  2. "こんにちは" プログラムの記述
    まずは下記を記載してみてください。

    Sub test()
        MsgBox "こんにちは"
    End Sub

     

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    こんちにはプログラム


  3. "こんにちは" プログラムの実行
    とりあえずツールバーの緑色の三角ボタン(Sub/ユーザフォームの実行)を
    押してみてください。

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    プログラムの実行


  4. "こんにちは" プログラムの実行確認
    下記のように"こんにちは"と表示されていれば成功です。
    "OK"ボタンを押して閉じてしまって問題ありません。

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    プログラムの実行確認


  5. プログラムの解説

    Sub test()
        MsgBox "こんにちは"
    End Sub

    簡単に解説すると。。。

    1行目の Sub test()は、testというプログラムが始まるということの宣言です。
    3行目の End Subは、testというプログラムが終わるということの宣言です。
    sub というのは、Sub-Routineの略称で、プログラム名だと考えてください。


    2行目のMsg Box "こんにちは"は、
    "こんにちは"をメッセージボックスに表示するというプログラム上の処理です。
    ダブルクォーテーションで囲まれた部分の記述を変えると、
    別のメッセージが表示されることになります。

    例えば。

    Sub test()
        MsgBox "さようなら"
    End Sub

     

    色々試してみてください。

 

 


お題「気分転換」